お灸で痛みを和らげる！つらい生理痛悩みのセルフケアを紹介

生理痛について

生理痛は人によって感じ方は異なり、痛みの症状が出ない人もいます。一体なぜ生理痛が起きるのか、ここでは生理痛について説明していきましょう。

 生理痛の症状とは

生理痛には、生理になる前から現れるPMS、いわゆる月経前症候群があります。イライラする、頭痛や過剰な眠気に襲われるなど、症状は様々です。生理中は出血するため、貧血やめまいなどの症状がみられやすく、同時に腹痛や腰痛などの痛みに悩まされることもあるのです。

その他にも、便秘や肌荒れなどの症状もあり、人によっては日常生活を送るのが難しいケースもあるため、たかが生理痛と侮れません。

生理痛はなぜ起きるのか

そもそも生理痛があるのはなぜなのでしょうか。主な原因としては、冷えや運動不足による血行不良、ストレスの影響で自律神経のバランスが崩れていることが挙げられます。また、子宮の収縮に作用する物質のプロスタグラジンは痛みの元になるため、生理中に多く分泌されてしまうのです。

冷えによって血液の流れが悪くなることで足などがむくみやすく、この痛み物質が腰や骨盤付近に停滞することが腰痛などにつながるのです。

生理痛に効果的なセルフケア

生理痛で悩まされている方にとっては、少しでも痛みを軽減したいと思うのは当然のことでしょう。日々の生活で痛みを和らげる方法もあるので、ここでは生理痛に効果的なセルフケアについて紹介します。

冷えは大敵！腰周りを冷やさない

普段からお腹や腰周りを冷やさないように、腹巻をするなどして心がける必要があります。特に骨盤周りの血行不良が起こってしまうと、生理痛が重くなる可能性があるからです。腰周りを温めることで、骨盤周りの血流が良くなるため、生理痛を緩和させるアプローチとして有効と言えるでしょう。

身体を冷やすことは、デメリットばかりで何のメリットも生みませんので、しっかり温めてあげることが大切なのです。

座りっぱなしにならないよう適度な運動をする

ずっと同じような姿勢で座っていると血行が悪くなり、下半身がむくみやすくなります。骨盤周りの血の巡りも悪くなるため、痛みの元になる物質を停滞させる原因になってしまうのです。そのため、30分に一度は立ち上がるなどして、血の巡りを良くしてあげましょう。

また、運動不足による血行不良も深刻な症状を引き起こす原因になるため、ウォーキングや適度な運動で全身の血行促進させることが大切なのです。

冷たい飲み物を控えて半身浴で身体を温める

普段から冷たい飲み物を好んで飲む方は、生理中は特に気をつけて温かい飲み物を選びましょう。冷たい飲み物は胃腸を巡り、お腹を冷やしてしまうため、痛みを引き起こしてしまいます。生理中はむくみやすいため、できるだけ身体を温めることが痛みの緩和につながります。

表面的な温めも必要ですが、身体の芯まで温められる半身浴も効果的です。しっかりと温まることで、足先から手の指先までポカポカと感じられ、寝つきも良くなるでしょう。

ツボ押しやお灸で痛みを和らげる

身体にはいくつものツボがあり、症状に合ったツボに対して指圧やお灸をすることで、悩んでいた症状の改善につながります。生理による腹痛には、お腹周りにあるツボを刺激することで、症状を緩和できるでしょう。また、お灸には血の巡りを良くする働きを促してくれるため、痛みの元になる冷えを解消し、痛みを和らげる効果を期待できるのです。

お灸の力で痛みを和らげる方法

ここからは、お灸の力でどのように痛みを和らげるのかを詳しくご紹介します。

血行を良くするツボにお灸でアプローチする

血行を促進させることができれば、痛みの原因になりやすい冷えを解消できます。そこで、血行を良くするツボにお灸で刺激を加え、痛みを和らげることができるのです。自宅でセルフケアとしてお灸を使えますが、火を使わないお灸であれば外出中にも使用できるため、痛みを緩和させる身近なアイテムと言えるでしょう。

足首内側にある『三陰交(さんいんこう)』をはじめ、背中のおへその高さくらいにある『腎愈(じんゆ)』というツボなどが生理痛に良いとされています。

自律神経を整えながら痛みを緩和させる

身体の機能を調整するのに欠かせない自律神経は、生理を促す女性ホルモンにも大きく影響を与えます。そのため、自律神経のバランスを整えることは身体の機能を正常化し、痛みを和らげることにつながるのです。自律神経はストレスの影響を受けやすいため、脳に効果的に働きかけるお灸の自然由来の力が期待されています。

また、お灸に使われている『もぐさ』にはリラックス効果を与える精油成分が含まれているため、熱刺激で血の巡りを良くしながらも、同時に脳へアプローチへもできるのです。

まとめ