お灸のやり方が知りたい!自宅で簡単にお灸にチャレンジ

お灸のやり方が知りたい!自宅で簡単にお灸にチャレンジ

最近、健康目的や美容目的として、生活にお灸を取り入れる方が増えてきました。お灸といえば、熱くてヤケドをしてしまうというイメージがあるかもしれません。しかし、利用方法を守って使えば、温かく気持ちよいリラックスした状態で楽しむことができます。

今回は、お灸のやり方や注意点について詳しくご紹介します。

セルフで行うお灸のやり方

お灸は、やり方のポイントを抑えるたけで、簡単に自宅でも取り組むことができます。ここでは、市販のお灸を使って自宅で行うセルフお灸のやり方についてご紹介します。

必要なものを準備しよう

まずは、お灸、灰皿、ライター、水性サインペン、バスタオルを用意しましょう。お灸は、ドラックストアや調剤薬局などで手に入れることができます。基本的には、湿布やテーピングなどの近くに陳列されていることが多いようです。

お灸を選ぶときには、どれくらいの熱さのものかを確認しましょう。初心者の方は、温度が一番低いものを選んでおくのがよいでしょう。

ライターは、ポケットタイプのものよりも、チャッカマンのようなロングタイプのものがおすすめです。着火に時間がかかってしまっても、指先が熱くならずにすむはずです。お灸をしたい場所の下にバスタオルをしき、灰皿に水を入れたら準備は完了です。

ツボの位置を確認しよう

準備ができたら、まずはツボの位置を確認しましょう。本やインターネットを使って、自分の症状や目的にあったツボを調べておくのがおすすめです。指で押してみてズーンという痛みがあるところがツボです。場所が定まったら、水性のサインペンで印をつけて下さい。

お灸をツボにのせる

お灸にライターで火をつけたら、印をつけた場所にのせます。最初のうちは煙が出てきますが、1分ほど経過すると煙がなくなり、少しずつ温かくなっていきます。お灸の種類にもよりますが、3分くらい経つ頃には、ピークを迎えるものが多いようです。5分くらい経つ頃には台座の部分も熱くなってしまうので、ヤケドしないように指でつまんで灰皿に入れ、火を消しましょう。

セルフお灸の使い方に関する注意点

ここでは自分でお灸を行う場合の注意点について見ていきましょう。

説明書を必ず読む

セルフでお灸を行う場合には、取り扱い説明書に必ず目を通しましょう。基本的には、幼児以下の子ども、飲酒している人、発熱がある人、認知症を患っている人、薬にアレルギーがある人、糖尿病の人、妊娠中の人などはセルフでお灸をしてはいけません。妊娠中の方は、医師や鍼灸師に相談の上で行うようにしましょう。また、顔や粘膜、湿疹のある皮膚、傷口などにも使用しないようにして下さい。

熱くて辛いときにはやめる

とくに初心者の方で、想像していたよりも熱いと感じた場合には、無理をせずにお灸を取り外しましょう。温かくチリチリとするような感覚であればちょうどよい熱さと言えますが、辛いと感じた場合にはすぐに取り除くようにしましょう。熱さに慣れるまでの間、同時に行うのは2〜3個までにしておくのがおすすめです。

水ぶくれになってしまったら?

お灸の熱刺激に慣れていない場合には、お灸をしたところが水ぶくれになってしまうこともあります。そういった場合には、凍らせた保冷剤をハンカチに入れて冷やしましょう。水ぶくれを防ぐためには、温度の低いものから使用することが鉄則です。

煙や臭い対策も忘れずに

お灸に火をつけて最初のうちには、煙が多く発生します。お灸を行うときには、換気扇のある部屋で行うか、窓を開けてしっかりと換気させることが大切です。もし、部屋や衣類などへの匂い移りが心配な場合には、煙のでにくい炭でできたお灸や、アロマの香りのするお灸を選ぶとよいでしょう。

頻度と時間にも注意しよう

セルフでお灸をする場合には、できれば毎日行うのがおすすめです。時間が確保できないという場合には、2〜3日に1回でも構いません。また、初心者の方は、1日1回から始めるようしましょう。慣れてきたら、朝と夕など2回に分けて行うのもおすすめです。

お灸を行うタイミングですが、食事や入浴の前後に行うと、体が重たく感じたり、気分が悪くなったりしてしまうことがあります。少なくとも入浴や食事から30分は間隔空けて行うようにしましょう。また、お灸のあと30分程度は、激しいスポーツも避けておくのがよいでしょう。

鍼灸院でお灸を行うのもおすすめ

より本格的なお灸をうけてみたいという方は、鍼灸院へ行ってみるのもおすすめです。国家資格を持つ鍼灸師が体調や症状に合わせたお灸を行なってくれます。ツボを的確に刺激できるのはもちろん、温度や時間の調節もすべて安心して任せることができるでしょう。

まとめ

今回は、お灸のやり方について、注意点も含めて詳しくご紹介しました。どのようなお灸を選ぶべきかわからないという場合には、鍼灸師や、薬局のスタッフに相談してみるのがおすすめです。

ありす薬局では、処方せん調剤はもちろん、漢方相談やアロマ・ハーブ教室の開催にも力を入れております。初心者の方でも安心してお使いいただけるお灸を取り揃えておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。