アロマオイルが疲労回復に役立つ？肉体疲労や精神疲労にもおすすめ

アロマオイルを使うと疲労回復につながるって本当？

アロマオイルはその香りを楽しむだけでなく、体や心の疲労を回復してくれるといわれています。ここでは香りが体に与える影響について、みていきましょう。

アロマの香りが疲労回復に役立つ！

アロマの香りを嗅ぐとなんだか気分がリフレッシュできた、やる気がでたと感じる方も多くいます。これは香りが、脳に刺激を与えているからです。アロマオイルの香りを嗅ぐと、その情報が脳の大脳辺縁系周辺にある、視床下部や下垂体に伝えられます。

この視床下部や下垂体というのは、自律神経やホルモンの分泌・免疫に関することを、つかさどっている機能です。つまりアロマオイルの香りが脳に刺激を与え、より疲労を感じにくくなったり、リフレッシュしたりできます。

香りは疲労回復のスピードを早める？

アロマオイルは、鼻から香りを嗅いで脳に刺激を与えるというだけではありません。呼吸によって体内に取り込まれ、血流に乗って全身を巡ります。また皮膚にぬることでも、毛細血管から香りの成分が全身に吸収されるのです。マッサージオイルのように肌に直接触れる場合には、アロマオイルをキャリアオイルで希釈してから塗るのがおすすめです。

つまり脳へ与える刺激だけでなく、肺や皮膚を通しても体に吸収されます。疲労回復への即効性があるといえるでしょう。

肉体疲労労回復におすすめのアロマオイル

ここでは疲労のなかでもとくに身体的疲労に注目して、疲労回復に効果が期待できるアロマオイルをご紹介します。

ローズマリー

肉体疲労を強く感じている方には、ローズマリーがおすすめです。血液の循環を促し、回復を早めてくれるでしょう。また肩こりや筋肉痛などにも効果が期待できます。さらに頭の血流を循環させることにもつながるため、よりリフレッシュしていると感じられるでしょう。

マジョラム

マジョラムにも血管を広げて血流を促す、疲労の回復を助けてくれる働きが期待できます。炎症や痛み和らげる働きもあるので、とくにコリや痛み・足の疲れに悩んでいる方におすすめです。また副交感神経を優位にするため、より心を落ち着かせたい・リラックスさせたいというときにも使用できます。

パイン

パインには血流を促し、うっ血を取り除こうとする働きがあります。そのため全身疲労やむくみにお悩みの方におすすめです。また体だけでなく、の疲労回復も手助けしてくれるため、心身疲労を感じているときに使用してみましょう。

グレープフルーツ

グレープフルーツの香りには、リンパの流れに刺激を与え、老廃物を排出しやすくする働きがあります。そのため疲労物質を素早く押し流し、回復を早められるでしょう。さらに肩こりや腰痛、むくみの症状を和らげられます。

ジュニパー

筋肉疲労を強く感じている方におすすめしたいのが、ジュニパーです。ジュニパーは、静脈やリンパを刺激して、老廃物の排出を手助けしてくれます。立ち仕事で足が疲れている、肉体労働で全身の筋肉がこわばっている方もいるでしょう。また激しいトレーニング後に、筋肉痛を強く感じるという方へ、とくにおすすめです。

精神的な疲労回復におすすめのアロマオイル

最近では仕事の悩みや人間関係のストレスなど、精神的な疲労を強く感じている方が少なくありません。精神的な疲労は肉体的な疲労と違い、自分でも気づきにくく次第に蓄積してしまう傾向にあります。アロマオイルを活用して、こまめに疲労回復に努めることが大切です。

オレンジスイート

オレンジスイートは、太陽を多く浴びて育ったオレンジを凝縮させたような香りです。精神的な緊張をとき解してくれます。気分を明るくリフレッシュしたいときにおすすめです。

ラベンダー

ラベンダーは古くから万能の薬として、人々に愛されてきた植物です。精神的な疲労を癒したい、眠れなくて困っているときにおすすめです。柑橘系の香りにはない深みのある香りが、そっと心の疲労を取り除いてくれることでしょう。

ベルガモット

抗うつ状態にあると感じるときにおすすめしたいのが、ベルガモットです。甘すぎずビターな雰囲気も合わせもった香りが特徴となります。不安感が大きいときや、不眠に悩んでいるときにおすすめです。

まとめ