ハーブティーはどんな種類がある?おすすめのハーブや作り方とは?

今流行の飲み物として「ハーブティー」があります。オシャレなイメージだからという理由だけでこの飲み物を飲んでいる方もいることでしょう。そしてその効果・効能をあまり知らずに飲んでいる方もいるのではないでしょうか?今日はそんな人のために、おすすめのハーブティーの種類やおすすめの飲み方、美味しく飲むための作り方のポイントなどを紹介いたします。

ハーブティーとは何?

ハーブティーというのはハーブをはじめとしたさまざまな植物を煮詰めていき、そのエキスを楽しむ飲み物のことです。植物のエキスが抽出されるので、その豊かな香りを楽しむことができます。

ハーブティーとよく混同される飲み物として紅茶がありますが、じつは紅茶とは別の飲み物になります。ハーブティーがさまざまな植物を使用しているのに対し、紅茶は茶の木から摘み取った茶葉を発酵させて使用しているのです。

また、フレーバーティーという飲み物もありますが、これは茶葉をベースにしてハーブなどいろいろな植物をミックスさせたもののことをいいます。

ハーブティーにはどんな効果がある?

そんなハーブティーは、自然由来の成分ということもあり、古くから病気の治療や消毒などの民間療法に使用されてきました。カフェインを含まないことから、不眠をはじめとしたさまざまな症状にも効果が期待できます。では基本的にどのような効果があるのかを細かく見ていきます。

リラックス効果

ハーブティーがもたらす最も大きな効果が、リラックス作用です。ハーブティーというのはその豊かな香りが大きな特徴となっています。その芳香作用が脳の自律神経に働きかけることにより副交感神経の働きを促し、不安や緊張、イライラなどの状態を抑えリラックスさせるのです。

不眠の改善

「布団に入ってから明日のことをずっと考えてしまい、なかなか眠れない」などといった悩みにもハーブティーは効果を発揮します。就寝時刻の1時間から2時間ほど前にハーブティーを飲んでリラックスすることで、心を落ち着かせて眠りにつきやすくなるのです。

消化の促進

胃や腸といった消化器官の働きを調整し、消化を促進する効果が期待できるのもハーブティーです。また、食後のお茶としてもおすすめであり、吐き気や胃痛の症状の緩和や食欲不振などにも効果が期待できます。

ハーブティーおすすめの種類

ハーブティーはいろいろな種類の植物を使用して作ることができます。いくつもの種類がある中から、おすすめのハーブティーを見ていきます。

ラベンダー

「ハーブの女王」とも呼ばれるほどの豊かな香りなのがラベンダーです。
ラベンダーのエキスを抽出したハーブティーは鎮静作用が期待できるので、直接飲んだり香りを嗅いだりすることでリラックス効果を得ることができます。寝る前に飲めばリラックスした状態で眠りに入ることができるでしょう。
またストレスからくる偏頭痛の解消や生理不順などといった不調にも有効とされています。

カモミール

キク科の植物であるカモミール。この効果効能はさまざまあります。
リラックス効果はもちろん、安眠効果や花粉症の改善、消化促進などといった効果が期待できます。

ローズマリー

刺激的な香りを求める方には飲み口がさっぱりとしているローズマリーをお試しください。
集中力のアップが期待でき、さらに寝起きに飲んで目覚めの1杯とするのもおすすめです。

ローズヒップ

バラの果実であるローズヒップは、別名「ビタミンCの爆弾」と呼ばれるほど豊富な栄養素を蓄えています。
そのため美肌効果や便秘解消効果、貧血予防などといった効果が期待できます。

ルイボスティー

健康や美容を気にする女性におすすめなのが、ルイボスティーです。
ルイボスティーはマメ科の植物であるルイボスを使用しております。期待できる主な効果として、肌の老化を防ぐ抗酸化作用や代謝のアップ、整腸作用などが挙げられます。また卵子の老化を防ぐのにも有効とされているので、妊活中の女性にもおすすめです。

ハーブティーの美味しい作り方

ハーブティーは基本的には熱湯で抽出させて飲むのが基本ですが、氷を入れてアイスとして飲むというのもおすすめです。それぞれの飲み方でおすすめの作り方があり、その作り方ならば美味しさが数段アップします。ではそんな飲み方別おすすめの作り方を見ていきます。

ホットハーブティーのおすすめの作り方

ホットハーブティーを作るときにポイントになるのは、沸騰したお湯を使うということになります。ぬるま湯だとハーブ成分がしっかりと抽出されないため、しっかりと沸騰させることが重要です。

最初にティーポットとティーカップに沸騰したお湯を入れますが、ティーポットのお湯は容器が温まったら捨てましょう。ティーポットにハーブを入れたら熱湯をティーポットに注ぎしっかりと蓋をして蒸らします。蒸らす時間はおおよそ2分から3分ほどですが、ハーブの種類によって異なってきます。

ホットハーブティーを蒸らすために待っている時間もハーブティーの楽しみ方のひとつです。ガラスのポットを使用すれば中が見えるため待っている時間もより楽しくなります。

アイスハーブティーのおすすめの作り方

アイスハーブティーの作り方も基本的にはホットと同じですが、後で氷をたっぷりと入れるということを考慮して、お湯の量を1/2から1/3にして濃い目に抽出するのがポイントです。お湯の量が少ないということで、1杯分だけだと抽出しきれない可能性がありますので、最初からたくさんの量を作るようにしておくことがおすすめです。

まとめ

ハーブティーはハーブをはじめとしたさまざまな植物のエキスを抽出した飲み物です。香りが非常に豊かなため、主にリラックス効果や鎮静効果が期待できます。

いろいろな種類のハーブティーにできる植物がある中でおすすめなのが、ラベンダー・カモミール・ローズヒップなどです。それらはリラックス効果の他に安眠効果や生理不順の解消などといった効果も期待できるでしょう。

またハーブティーは作り方にもコツがあります。おすすめなのはホットを作る際は沸騰したお湯を使うこと、そしてアイスの場合は抽出に使うお湯の割合を少なくしておくことなどです。

千葉県の幕張と都賀にございます「ありす薬局」では、各種薬局製剤の他にハーブティーも取り扱っております。当薬局には「日本メディカルハーブ協会認定」がおりますので、ハーブティーのこともお気軽にご相談下さい。