アロマとハーブで不眠の症状を改善!手始めに体験教室がおすすめ

ストレスの多い現代社会において、不眠に悩む人は意外に少なくありません。最近は子どもでも不眠症になることもあります。睡眠は健康な体の基本です。いきいきとした日常を送るためにも、質の良い睡眠をとりたいものです。しかし睡眠導入剤などを使うのには躊躇するという方もいらっしゃるでしょう。

 

今回は不眠の原因やメカニズムから、アロマやハーブの力を借りて不眠を改善できるというお話をしたいと思います。

 

不眠の種類って?

まったく眠れない、ということだけを不眠と呼ぶのではありません。一言に不眠といってもさまざまな種類があります。

まずはなかなか寝付くことができない「入眠障害」です。30分以上経ってもまったく眠れないことが毎日続き、苦痛を感じあるようであれば、不眠だといえます。

 

次は「中途覚醒」です。途中で目が覚めてしまい、さらにそこから寝付くことができない状態のことをいいます。

 

最後に「早期覚醒」です。朝早くに目が覚めてしまい熟睡ができていない状態が続くことです。いずれも熟眠した気分にならず、日常生活にも支障をきたすようであれば、不眠症として改善すべき状態にあるといえるでしょう。

 

不眠の原因って?

ではその原因は何でしょうか?不眠になる原因としてはいくつか挙げられます。生活の習慣や環境を少し変えて改善する場合もあれば、きちんとした医師の処方が必要な場合もあります。原因をきちんと突き止めることで不眠に対する対処方法も違ってくるのです。次に具体的に見てみましょう。

 

医療に頼るべき原因のもの

たとえば、精神や神経の病気が潜んでいると不眠を引き起こすことがあります。必要以上に不安を感じることが多かったりする場合は、お医者さんに相談してみましょう。また身体的な原因、花粉症や喘息発作などで眠ることができない場合もあります。かゆみや尿意に睡眠を阻害されることもあるでしょう。また処方されているお薬、たとえばステロイドなどは不眠の原因になることがあるといわれています。

 

ストレスが原因のもの

仕事上の問題や対人関係などの悩みでストレスを感じそれが引き金となって不眠になることがあります。

 

生活の習慣が原因のもの

カフェインの過剰摂取や、最近では寝る前のスマホなどを見ることで脳が活性化して眠れなくなるなど、生活の習慣が熟睡や入眠を邪魔していることがあります。過剰な昼寝や時差ぼけなどが原因の場合もありますが、これは一時的なことが多いので不眠とまでは言えないかもしれません。

医師の診断が必要な場合のものは、原因となる病気を治すことにまずは専念することが大事です。薬が関係している場合もお医者さんに相談が必要です。次に生活習慣の見直しでなんとかなりそうなものは、体のことも考え少しずつ悪い習慣を排除していきましょう。

そして、最後にストレスからくる不眠についてです。

 

ストレスからくる不眠って?

メカニズムとしては、なんらかのストレスを強く体が感じると、脳は「命が危ない!」と認識します。そうするとストレスホルモンであるアドレナリンが分泌されます。アドレナリンは身体の興奮状態を引き起こすものです。これは体がいつ危ない状態になっても戦える態勢になっているということです。

 

普通ならストレスから解放されるとアドレナリンの分泌は停止します。しかし長時間のストレスによって慢性的にアドレナリンが分泌され、常に体が緊張状態であるため体や脳が休まらずに、結果眠れないということが起こるのです。

 

アロマやハーブの効果

ではこのような不眠の解消にはどうすればよいでしょうか。まずはストレスの原因になる問題を取り除くことが必須ではありますが、慢性的に分泌され続けるアドレナリンを鎮めるのに有効な方法があります。簡単に言えば、戦闘態勢から気持ちを落ち着かせるとよいわけです。

気持ちを落ちつかせるかためには、好きな音楽を聴くことや本を読む、そしていい香りを嗅ぐ、というのが思いつくと思います。とくに香りに関しては、アロマやハーブといった分野で不眠のみならず、さまざまな体の不調への効果の研究が進んでいます。

実際に特定の植物の香りを嗅ぐことによって、体に一定の効果があることがわかっているのです。アロマテラピーというのは、その効果を利用して体の不調を整えていくものです。不眠にも効果が示されています。ただ好きな香りを嗅ぐことではなく、安眠効果のある香りを嗅ぐことによって、高ぶった神経を落ち着かせ睡眠へ導いていくのです。

 

ラベンダー

リラックス効果が高いことでよく知られています。沈静作用があり、ストレスや不安感の解消にとても効果が期待されます。鎮痛効果もあるので疲れを和らげてくれるのも大きなポイントです。

 

オレンジスウィート

フレッシュで優雅な香りがリラックスを促し、眠りを誘います。

 

ゼラニウム

女性的な優雅な香りが特徴です。心身のバランスの乱れを整えてくれます。ラベンダーとの香りの相性もいいでしょう。

 

以上が眠る前にぴったりなアロマの一部です。かるい風邪や花粉症などの体の不調からくる不眠にも、アロマの力は有効とえます。たとえばすっきりするペパーミントや、呼吸器系に働きかけ症状を和らげるユーカリなどがおすすめです。

 

気を付けたいアロマ利用(アロマ&ハーブ教室)

最近は100円ショップなどでも精油が手に入りますが、実はきちんとした知識がないと意外に怖いものでもあります。

 

たとえば妊婦さんや赤ちゃんには、精油の濃度などにも気を付けなければいけないものや、使用してはいけないものもあります。妊婦さんだと子宮収縮の作用があるものなどは避けなければなりません。また原液や高濃度のエッセンシャルオイルは、火傷だったりアレルギー反応を起こしたりします。

 

またリラックスしたい時に好きな香りだからといって、覚醒作用のあるアロマを利用すると逆効果ということにもなります。正しく効果的にアロマを活用するためにも、ちょっとした講習に参加するのはおすすめです。

 

教室にはアロマテラピーの資格を取得するものから、ちょっとしたお試しにルームスプレーやバスソルトなどをワンコインで作るものなどがあります。好みや興味に合わせて選んで参加してみましょう。

 

まとめ

以上、ストレスやちょっとした体調不良からくる不眠を、アロマやハーブで改善することができることをまとめてみました。睡眠は健康な体の基本です。不眠とまではいかなくても睡眠不足と感じることがあるようなら、質の良い睡眠をとれるよう、毎日の眠りを見直してみてはいかがでしょうか。

 

「ありす薬局」では、アロマとハーブのワンコイン体験教室も開催しております。薬剤師も含むスタッフが丁寧にアロマのイロハを教えています。まずは手始めに体験してみませんか。質の良い眠りのお手伝いをさせていただきます。お待ちしております。