薬を飲んだ時に期待する効果を発揮すればいいのですが、副作用が起きて身体に多大な影響を受けることがあります。とくに子どもと高齢者には大きな影響を受けやすいでしょう。
ここでは副作用がどうして起こるのかということと、副作用が少しでも起こらないために注意すべきことについて詳しく説明しています。薬の身体への影響が気になるならば参考にしてみてください。
薬の効果を発揮するためのメカニズム
薬を服用した場合はまず腸で吸収してから血液と共に全身を巡り、目的とされる部位で効果を発揮します。たとえば頭痛の鎮痛薬であれば腸で吸収して血液に溶け込んだ後に、頭痛をピンポイントに抑えるということです。薬にはいろいろな目的がありますが、その目的に応じた形でピンポイントに効果を出すように作られています。
薬の効き方は大きく分けて2種類あると言ってもいいでしょう。1つ目は直接病気の原因となる物質をやっつけるための薬で、主に抗がん剤や抗生物質がそれに当たります。2つ目は人間が持っている機能をうまく活用して症状を和らげるための薬で、多くの薬はこちらに該当します。たとえば頭痛の鎮痛薬であれば痛みを発する物質をうまくブロックすることで、痛みを和らげるということです。
副作用が起こる理由
頭痛の鎮痛薬であれば痛みを和らげるというのが主作用に該当しますが、その代わりに眠気が出るという副作用が出ることがあるでしょう。副作用とは本来の目的以外の作用のことを言い、大抵の場合は身体にとって悪い影響のことを言います。
副作用が起こる理由は主に以下の4点が挙げられます。
・薬の効き目がそもそも強い
・薬の使い方を間違えている
・使っている人の元来の体質が影響する
・飲んでいる時の体調など身体の状態が影響する
副作用は軽重さまざまな症状が起こり、重いものであれば身体に多大な影響を及ぼし、すぐに救急搬送をしなければいけないものもあるほどです。副作用が起こったらすぐさま医師や薬剤師に相談した方がいいでしょう。
とくに子どもと高齢者は副作用に注意
薬を飲む時に身体に大きな影響が出やすいのが子どもと高齢者になります。これらの人たちは薬の成分を分解する能力が低いために、副作用が出やすいでしょう。薬による身体の負担が大きいこともあり副作用が起こりやすくなりますから、十分に注意してください。
子どもの場合は一番身体の負担が大きいので、薬を飲ませようとするのであれば親のほうが注意をするようにするべきです。子ども自身が注意をすることはできませんので、しっかりと親が注意を払うようにしてください。
高齢者の場合は複数の薬を服用しているケースが多いために、それぞれの薬が互いに影響を与えていることがあります。薬が体内に留まる期間が長くなるために、副作用が起こる可能性が高くなるでしょう。薬を飲んで違和感があれば、医師や薬剤師に相談してください。
副作用のリスクを下げるためにできること
薬を服用すると副作用が起こって身体に多大な影響を与えるケースがありますので、薬を飲む時には細心の注意を払うようにしてください。私たち自身で副作用のリスクを下げるために注意をしたほうがいいことについて解説します。
正しい用法・用量を守る
薬の飲み方はそれぞれの薬できちんと決まっています。その正しい薬の飲み方を順守していくことがまずは大切です。薬の飲み方は薬剤師が説明してくれますので、その説明の通りに服用してみることから始めてください。
多く飲んだからと言って効果が上がるというわけでは無く、むしろ余計に副作用が起こりやすくなります。正しい用法・用量を守って飲むのが一番効果が上がる方法だと認識してください。
医師や薬剤師に服薬中の薬をきちんと伝える
年を重ねるにつれていろいろなところが悪くなりますので、複数の薬を飲むことが増えていきます。薬を処方してもらう時に医師や薬剤師に現在服用している薬についておくすり手帳などで確認しないと、新しく処方してもらった薬で副作用が起こる可能性が出てきます。
以前から薬を飲むようになったのは、何らかの症状が出ているからです。持病が影響して薬の服用を続けているのであれば、持病と共に飲んでいる薬を届け出るようにしてください。また、なんかの薬によって副作用が起きたのであれば、それも届け出るようにします。
服薬している薬のことをさらに知る
自分が飲んでいる薬がどういう薬なのかということをさらに知るようになれば、副作用が起こるリスクが抑えられるでしょう。服用している薬について疑問に感じたことがあれば、薬剤師に質問するといいでしょう。疑問点をそのままにせずに、きちんと解消した方が納得して服用することができます。
薬局によっては薬と共に説明書についても同封していることがありますので、薬のことについての理解を深めるために説明書も一読してみましょう。より薬についての理解を深めることができるはずです。
まとめ
薬が自分に合っていないと身体に大きな影響を与えることになり、場合によってはアレルギー症状が出たり、後遺症が出たりすることがあります。とくに子どもと高齢者については十分に注意をしながら薬を服用するようにしてください。
「ありす薬局」では薬の悩みに答えることができる薬や漢方を多く取り揃えています。薬の身体に及ぶ影響についてもきっちりと説明してくれますから、安心して利用することができるはずです。千葉市に住んでいる方で薬のことで困っていたりするのであれば、ぜひとも「ありす薬局」をご利用ください。
