ハーブティーに副作用はある?注意すべきケースやリスクを避けるための方法もご紹介

ハーブティーに副作用はある?注意すべきケースやリスクを避けるための方法もご紹介

ハーブティーは「健康に良いお茶」として広く知られており、手軽に摂取できることから、日々の生活に取り入れる方が増えてきました。ありす薬局でも、気軽な健康習慣としてハーブティーをおすすめしておりますが、なかには副作用について気になっている方もいらっしゃるでしょう。

今回は、ハーブティーの副作用について詳しく解説します。ハーブを使うにあたって注意が必要な方や、安心して利用するための方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

ハーブティーに副作用はある?

前提として、ハーブティーで副作用が起こることはほとんどありません。原料のハーブは健康や美容を増進させるものですから、基本的には安心して利用できます。

しかし、医薬品との飲み合わせやアレルギーなどが原因で、副作用が起こるケースもあるので注意が必要です。加えて、人によっては一部のハーブが身体に合わなかったり、効果がマイナスに働いたりする場合があることも頭に入れておきましょう。

 

ハーブティーを使うにあたって注意が必要な人

ハーブティーは健康や美容の増進に役立ちますが、後述する方が何も考えずに飲用すると、副作用などのリスクを高めてしまうので注意が必要です。

<ハーブティーを使うにあたってとくに注意が必要な人>

  • 薬を服用している人
  • 持病がある人
  • アレルギーがある人(アレルギー体質の人)
  • 妊娠中・授乳中の人

具体的にどのようなリスクがあるのかは、以下で詳しく解説していきます。

薬を服用している人

ハーブティーにはさまざまな成分が含まれており、なかには医薬品との相性が悪いものもあります。薬とハーブティーを併用すると、作用が強く働きすぎたり、薬の効果が薄れたりする場合もあるため、事前に飲み合わせについて確認することが大切です。

とくに抗うつ剤や強心剤、抗血栓薬といった薬とは相性が悪いといわれていますので、これらを使用している方は十分に注意しましょう。

持病がある人

ハーブには薬用成分が多く含まれていますが、持病がある方にとってマイナスに働いてしまうこともあります。例えば、高血圧の方の場合、血圧を上昇させるハーブを摂取するのは逆効果です。世間一般では健康に良いといわれるものであっても、ご自身にとっては害になる可能性があることをしっかりと理解しておきましょう。

アレルギーがある人

植物に対するアレルギーをお持ちの方は、特定のハーブを摂取することでアレルギー症状を引き起こす可能性があります。そのため、アレルギー体質の方は、血液検査(アレルギー検査)を受けておくと安心です。

妊娠中・授乳中の人

妊娠中の方は、とくにハーブティーの副作用に注意が必要です。ハーブのなかには子宮を刺激する働きを持つものもあり、それらを妊娠期に摂取した場合、流産・早産や胎児の発達障害のリスクを招いてしまいます。

また、妊娠中・授乳中の方への安全性が保証されていないものもあるため、利用する前に医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

 

副作用やアレルギー症状などのリスクがある代表的なハーブ

以下のハーブは副作用やアレルギー症状などのリスクがあることから、一部の方は摂取を控えたほうが良いとされています。

 

ハーブの種類 期待できる効果・効能
セントジョーンズワート

・薬を服用している人(血液凝固防止薬、気管支拡張薬、 抗うつ薬、HIV薬 など)
・妊娠中・授乳中の人(子どもへの使用も要注意)

フィーバーフュー

・キク科のアレルギーがある人
・妊娠中・授乳中の人(子どもへの使用も要注意)

ユーカリ

・妊娠中の人(子どもへの使用も要注意)

タイム ・高血圧の人

・妊娠中・授乳中の人

リコリス ・持病がある人(高血圧や糖尿病 など)

・妊娠中の人

エキナセア ・キク科のアレルギーがある人

・妊娠中・授乳中の人(子どもへの使用も要注意)

 

どのようなハーブを避けたほうが良いのか、またどれくらい摂取しても問題ないのかは、使用する方の体質や状態によって変わってきます。上記のハーブ以外にも、特定の方がリスクを伴うものもありますので、ご自身にとって安全なものを利用するようにしましょう。

 

ハーブティーの副作用が気になるときの対処法

ハーブティーの副作用が気になる場合は、かかりつけ医や専門家に相談するのがおすすめです。ご自身にとって安全かつ効果的なハーブを提案してくれますので、より安心してハーブティーを活用できますよ。

また、摂取する量を減らしたり、お湯を加えて薄めたりするのも、副作用を防ぐのに効果的です。前述のとおり、ハーブは健康や美容に良いものですから、ご自身の身体に合ったものを積極的に活用していただければと思います。

 

まとめ

安全にハーブティーを楽しむためには、ハーブへの理解を深める必要があります。事前に副作用やアレルギー症状などのリスクを確認しておけば、初めての方もより安心して利用でき、生活の質を高められるでしょう。

「ありす薬局」では、薬剤師ならではの視点で開発したオリジナルハーブティーも販売しています。オーガニックの商品を中心に取り扱っており、ハーブティーに関するご相談も受け付けております。気になる点がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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