生理痛・PMSにはハーブティーが効果的!セルフケアでつらい症状を緩和しよう

生理痛・PMSにはハーブティーが効果的!セルフケアでつらい症状を緩和しよう

女性の身体は非常にデリケートであり、つらい生理痛に悩まされている方は多いと思います。ハーブティーは生理中のお腹の痛みをはじめ、さまざまな症状・状態に働きかけてくれますので、セルフケアの一環として取り入れてみてはいかがでしょうか。


今回は、生理痛に対するハーブティーの効果や症状緩和に役立つハーブの種類を紹介します。事前に知っておくべき注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

 

生理痛とは

生理痛とは、子宮の収縮によって起こる下腹部や腰の痛みのことをいいます。頭痛や吐き気、めまいなどを伴うケースもありますが、いずれの症状も子宮内膜が産生する「プロスタグランジン」という物質が、子宮を収縮させることが主な原因です。

個人差はありますが、生理痛は生理が始まる前日から生理の2〜3日目に起こりやすい傾向があります。この痛みによって日常生活に支障をきたす場合、月経困難症の領域になり、治療の対象となることも覚えておきましょう。

 

生理痛への対処法

生理痛は我慢するのではなく、上手にコントロールすることが大切です。具体的には、十分な栄養や睡眠をとって体調変化に備えたり、身体や下腹部を温めたりすることで子宮の強い収縮、つまり強い痛みを予防できます。

また、痛みのピークを迎える前に、薬を使用するのも重要なポイントです。生理痛が何日も続く場合や、薬を飲んでも痛みが改善しない場合は、婦人科を受診して医師に相談してみましょう。

 

生理痛に期待できるハーブティーの効果

ハーブティーは以下のような効果が期待できることから、生理痛の緩和やPMS(月経前症候群)の改善に役立つと考えられています。

<生理痛に期待できるハーブティーの効果>

  • 子宮周辺の筋肉調整
  • 血行促進
  • 鎮静作用

ここからは、生理痛に対するハーブティーの効果について解説していきます。

子宮周辺の筋肉調整

前述のとおり、生理痛は子宮が強く収縮することで発生する痛みです。一部のハーブには子宮周辺の筋肉をリラックスさせる作用があり、その働きによって生理痛や陣痛などの緩和が期待できますよ。

血行促進

ハーブティーには、血行を促して身体を温める作用があります。血流が良くなることで子宮の収縮が和らぎ、また骨盤内の冷えの解消にもつながるため、生理痛の軽減が期待できるのです。さらに頭痛や肩こり、むくみの改善が見込める点もうれしいポイントですね。

鎮静作用

症状の悪化を防ぐため、生理期間はできるだけリラックスして過ごすことが大切です。ハーブには鎮静作用に優れたものが多く、症状の悪化を防いだり、生理前のイライラや不安を緩和したりするのにも役立ちますよ。

 

生理痛におすすめのハーブティーの種類

ハーブティーから得られる効果は、ブレンドされているハーブの種類によって異なります。生理痛の緩和やPMSの改善を目的とする場合は、以下のハーブが含まれているものがおすすめです。

 

ハーブの種類 期待できる効果・効能
ラズベリーリーフ 子宮筋肉の調整、子宮強壮作用、鎮静作用、鎮痙作用、収れん作用 など
ジャーマンカモミール 発汗作用、鎮静作用、抗炎症作用、不眠の改善 など
リンデン 発汗作用、鎮静作用、利尿作用によるデトックス など
セントジョーンズワート PMS・ 更年期障害の改善、鎮静作用、抗うつ作用、神経痛・筋肉痛の軽減 など

 

ラズベリーリーフは古くから女性の健康に役立つハーブとして重宝されています。子宮周辺の筋肉を調整する作用がありますから、生理痛や陣痛を和らげるのに効果的ですよ。

ジャーマンカモミールやリンデンには発汗作用で身体を温める働きがあり、生理痛や冷えなどの改善が期待できます。さらに鎮静作用に優れているため、生理前のイライラや不安、緊張を和らげたいときにもおすすめです。

また、セントジョーンズワートは神経系の回復やホルモンバランスの調整が期待できることから、PMSや更年期障害の改善に役立つと考えられています。ただし、妊娠期・授乳期の飲用は危険性が示唆されていますので、該当する方は摂取を控えるようにしてください。また、一部の抗うつ薬や一部のHIV薬、経口避妊薬など、併用できない内服薬も多いので注意が必要です。

 

ハーブティーを飲む際の注意点

ハーブのなかには、医薬品との飲み合わせが悪いものがあります。例えばセントジョーンズワートは、血液凝固防止薬や強心薬といった薬との相性が悪いです。そのため、医薬品を使用している方は、医師への相談なしに安易にハーブティーを摂取しないようにしましょう。

また、妊娠中・授乳中の方やアレルギーをお持ちの方が避けたほうが良いものもあります。思わぬ被害を受けてしまう可能性がありますので、必ずかかりつけ医に相談し、安全なハーブティーを利用しましょう。

 

まとめ

生理痛は子宮の収縮によって起こる痛みであり、ハーブティーにはその痛みを緩和する効果が期待できるといわれています。PMSの改善やホルモンバランスの調整にも役立つ可能性がありますので、女性特有の不調にお悩みの方は、この機会にハーブティーを活用してみてはいかがでしょうか。

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